カットバックでロングライド

波がタルイ時や、これ以上走ってもフェイスがなくなってしまうという時に、180度回転して戻る技だ。 そのままリップに当て込んでオフザリップなど決める人も多い。かなりカッコ良いので憧れている人 も多いのではないだろうか?

基本的には波がタルイ時に使う技なので、あまり掘れ込んでいる波には適さないが、この技を覚えることにより 波を繋いで乗る事が可能になるのでなんとしても覚えておきたい技の一つである。

波がタルイって、なんやねん?と思った人もいるかと思います。タルイ。う〜ん、なんと説明すればいいものか。勢いよくシャーっとブレイクしていくわけでなく、ダラダラとゆっくりブレイクしていく感じです。

簡単な見分け方としては波チェックをした際に、既にラインナップしている人を目安にみるとわかりやすいと思われます。

テイクオフした人が波のブレイクよりもどんどんと先に進んでいくようであれば、ブレイクは遅くたるめ。波のブレイクとほぼ同じように進んでいればブレイクが早い波。全てがそうとは言い切れませんが、おおよその予測は立てられるかと思います。

基本的にカットバックは「つなぎ技」という意味合いが強い。波のパワーのない場所からパワーのある場所へと180度回転して戻って、波のパワーを再度得てライティングを繋げていくという事なので、カットバックがしっかりできればロングライディングが可能になってくる。

トレーニングとしては、カットバックに関しても陸上でのスケボーがお勧め。金銭的に余裕がある人であれば カーバーというサーフィン用のスケボーを購入しよう。なければないで構わない、 イメージがつかめればOK。ただカーバーなら波乗りにかなり近い感覚で陸上で練習できる。

まず、レギュラー方向に走っている場合なら重心を低く、これでもか!というぐらいに低く 内またで低重心をキープする。膝の角度が約90度くらいまでが目安か。それ以上だとヤンキー座りといわれる スタイルになってしまうので要注意、逆に力が板から逃げてしまいます。

そして体重はかかと側にかけて、かかとのレールを少しづつ波へ入れ込んでいく。これも慣れが必要ですが、すこしづつかかとへ重心を移動していく感覚をつかまないといけません。

十分にスピードがついていれば、割と感覚がつかめやすい。スピードが足りないとレールが 引っ掛かって失速、ワイプアウト(コケルってこと)になりやすい。

バックサイドに走っている場合、波のトップに上った後に、レギュラーのボトムターンの つもりで体重移動してみよう。つま先側に体重をかける、感覚としては全く同じなのでつかめやすいはずだ。


まとめ

1、重心は低く、膝が直角になるくらいが目安

2、目線は常に先を見据えておく

3、レールはすこしづつ食い込ませていく、急に入れるとコケル

4、できればスケボーで陸トレ出来れば上達は早い



- テンプレートマジック -