横に進めない時

サーフィンをしていて、横に進みたいと思うのはテイクオフが大分成功率が高くなったときだと思います。

ただ直進するだけだと、やはり芸がないというかおもしろくないものです。波を横に滑って技のひとつもかけたいところでしょう。ただ、横にいける波とそうでない波の区別は見てわかるようにしておいたほうがいい。

こちらの下の画像を見てほしい。ダラダラの波なので少しわかりにくいかもしれませんが、横一直線に波が割れて白いスープが見えるのがわかるかと思います。

このように周りが全て砕けてしまうとサーフィン終了です。サーフィンはスープとうねりの間、徐々に砕けていく場所をできるだけキープして走り続けていくスポーツです。いわゆるパワーゾーンというこの場所は、板も滑ってパワーがつくし、そこからいろんな技をスピードをつけて行う事ができます。

よく「今日の波はダンパーだな。」と波チェックをしている人が喋っているのを横で聞いたことがある人もいるかもしれませんが、このダンパーの波というのは写真のように一気に横一列に波が割れて、走れる場所がない波の事を言います。もちろん横にもいけませんので、テイクオフの練習のみ。

では、どのような波がいわゆる「いい波」なんでしょうか。下の写真を見てください。

ちょっと画像が粗いかとは思いますが、この波画像の真ん中あたりが波が割れています。ここから赤の矢印方向に走っていくことができます。

左側へ向かった大きな矢印方向(波乗りの場合レギュラー方向と言います。)へこの波は走っていくことができます。また、右側へ向かった小さな矢印方向(グーフィー方向)へも行けないことはないかと思いますが、かなりきびしい感じですね。いや、やっぱりいけないですねこれはw

このように、ある一か所から波が割れて、徐々に横に崩れていくパターンの波が俗に言う「良い波」というものです。

リーフのビッグウェーブポイントなどであれば、きれいに割れる波に当たる確率も多いかとは思いますが、日本の海岸のビーチだと、砂の付き具合に大きく左右されるので、良い波に出会える確立というのはなかなかないのだ。

だからこそ、みな明日の良い波を目指して車を走らせ、見つけた時にはテンションが上がるんでしょう。僕も本当に良い波だなあ〜と思った事は今までで3回しかありません。4年間も毎週海に通っているのに。むむむ。一緒に頑張りましょう!



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