アップスン
やったぜ!波に乗れた!波になんとか立てるようになっても人間とは欲深きもの。 次は横に進みたいというのがこれまた人情。ここでは今までに類をみないアップスンの上達法を伝授するつもりだ
テイクオフから、波を見ながらバシバシと横へ移動していく。これを世の人はアップスンと呼ぶ。アップ&ダウンを略してそう呼ぶみたい。
このアップスンでしっかりと加速をしていかないとその後の技が何も生きてこない、まさに 要といえるテクニックだ。
まずは波を見て、「今日もよろしく!」と叫んでみよう。
波待ちをしている他のサーファー達も君のことを「なんだあいつ?」と素晴らしい目つきで見てくれるに 違いない、間違いない。
そして、腰をくねくねしよう。フラフープばりにくねくねしよう。くねくねくねくね。。。
大事なのは、重心。腰をただくねくねするだけでは板に力が伝わらない。
ボトムに下りるときは重心を低く、トップにあがる時は低くした重心を解放してあげよう。
また、波の一番パワーのあるパワーゾーンをうまく走らなくてはいけない。そうしないと スピードが一切ついてこないのだ。
しかし、波のパワーゾーンは見極めがなかなか難しい。そもそも波に乗っている時は頭の中が真っ白に なりやすいので身体が硬直してしまう初心者をよく見かける。
ここで肝になるのが陸トレ、陸上でのトレーニングだ。とくに中腰スクワットを日課にしよう。 二週間も続ければ海で感覚が違ってくるのに気がつくと思う。足腰が少し柔らかくなって、しかもパワー もついているはずだ。
まとめ
アップスンは重心移動
中腰スクワットで陸トレーニングが効果的、結構膝にくる事もあるので無理をせずに最初はやれる回数からやるのがベスト!平日に日をあけて二日程トレーニングを実施し、土日のサーフィンに備えると言うのがよいのではないでしょうか。
身体は柔らかき事豆腐のごとし!
全身の力は出来るだけ抜くように心がけよう。体が固まると、筋肉のバネも固まるため板に力が伝わりにくい。伝わらないと「なんちゃってサーフィン」になりかねない。サーフィンはその見た目よりもかなりハードなスポーツなので、柔らかく意識することにより怪我も少なくなる。どうしても身体に力が入ってしまう人はスケボーで陸上のイメージトレーニングをこまめにやると結構効果的!
※ワンポイントレッスン
カーバーというサーフィン用のスケボーがあるのをご存じだろうか。

車輪部分が通常のスケボーと違い、かなりサスペンションが効き、波乗りの感覚にとても近い。陸上でトレーニングするならぜひとも1本持っておきたいアイテムです。(僕もこれで練習しています。波の乗った数秒ではいつもアップスンの体重移動のやり方が解らなかったんですが、陸上だと飽きるほど練習できるので身体に覚えさせる事ができます。)
お値段は3万円から4万円前後、僕の購入したものはU4モデルで定価4.5万円。ショップで30分ほど迷っていると5千円も負けてくれました(笑)オークションでも出品されている事があるのでマメにチェックすると掘り出し物が手に入るかも。
Youtubeで見つけた画像です。ご参考までに貼り付けておきますね、僕の住んでいる近くにはこのような長い坂(波乗りっぽい)はないのでいつも公園で練習しているんですが、それでもよいイメトレにはなります。