板を滑らす秘策
「サーフボードがなかなか滑っていかない。」
「あともう一歩なのに!」
あるある、あるある。(大きくうなづきながら)OKまかせときな!
乗れそうもない波に無理に乗ろうとしているときではなく、いけそうでいけない時はなかなか悔しいものです。そんなとき、ちょっとした裏技を知っていれば今までみすみす見逃していたうねりに乗ることができるかも知れませんよ。
サーフィン裏技その1
「顎(あご)はなが〜い友達」
主にロングボーダーで多いこのタイプ、小波で行っている人をたまに見かけますが、あごで板を押してやるんです。
はい。。。頭に?マークが浮かびましたよね。確かに意味不明。テイクオフする際にあごで板を押して、サーフボードのノーズを押し込んでやるんですね。この小技は意外に効果があるようで知り合いのロングボーダー親父たちは結構やっています。
あごで押し付けることによって、板が滑っていく角度まで持っていくことができテイクオフしやすくなるらしいです。ショートボードでやっている人はあまりいません、あと見た目はあまりかっこいいものではないですが、そんなに見られてもいないと思うので、気にせずあごでガンガンいきましょう。
ただ、1点にあごで力を入れるので板がべこることもあります、一回や二回ではないと思いますが、それが習慣づくと同じ場所を何度も力いれて押しつぶしていることになるので、知らない間に少しづつへこんでいきます。まあ、ボトムじゃないので気にしないほうがいいと思います。
形あるものはいつかは壊れるといいますか、そもそも足で乗るのがサーフボードなので、気がついたらいろんなところが凹んでベコベコになっていると思いますので。
興味がある方は早速明日から実践してみてください。小波を乗りまくってやりましょう!
追伸:あ。あごは結構痛くなります。ガラスのジョーのごとく、あごの弱い人は注意。
サーフィン裏技その2
「自動車ワックスを塗るべし」
これはまことしやかに言われている都市伝説。
サーフボードのボトムに、ボトム一面に車のカーワックスを塗るという技です。
原理としては、ワックスを塗ることにより、油膜ができ水により浮きやすくなるという事だとか。そのほかにも理由があった気がしますがいまいち忘れてしまいました。
僕も昔はやっていましたが、いまいち効果のほどがよくわからず、いつのまにか止めています。
プロのライダーが言っていたことなので(確か福地プロだった気がする)ほんのわずかな差で効果が出るときがあるんでしょうね。プロはコンマ何秒とかの世界で生きてますから。ただ、そんな微妙な差は我々のような一般ライダーには体感できないとは思いますが。。。
興味ある方はお試しください。
※安いワックスと高いワックスで差はあるんでしょうかね。今ふと疑問に思いました。
サーフィン裏技その3
「ななめに手をつきテイクオフ」
これは僕の友人のチューブライダーK君から教えてもらいました。
彼はショートボードなんですが、ロングボードと同じようなラインナップから強引に落とし込んでテイクオフできるほどのかなりのツワモノです。
体力もはんぱなく、ほっておけば一日中でもサーフィンできるぐらい。そんな彼曰く、いざテイクオフしようとするときに、両手を板に腕立て伏せの要領でつけるわけですが、行きたい方向の手(レギュラー方向だったら右手)を手のひらひとつ分ぐらい手前に引いてテイクオフするそうです。
そうすることによって、自然に体が行きたい方向に向くし板も向くので次の動作が速くなるらしいです。いつも試してみようと思いつつ、海に入ると忘れてしまうので僕は実践したことはないのですが、うまいみなさんは一度試してみては?もっと上手になるやもしれません。
え、僕ですか?なぁ〜に、僕は小波でジャバジャバやってますよ。おかまいなく。
サーフィン裏技その4
「板の浮力を利用するべし」
刺し乗りなんかだと上手に板の浮力を利用してノンパドルで波に乗ることができます。簡単に言えば、
「海に板をぶっ刺して、反動で浮いてくる板の上に上手に乗る。」
このときに浮力により発生するスピードを殺さずうまくテイクオフにつなげていくということ。う〜ん、全然簡単じゃないね。ちゃんとみなさんに伝わっているかな。心配。
発砲スチロールを水に沈めて、手を離すと勢い良く浮き上がってきますよね。あれをイメージしてもらえればいいと思います。
割とパワーのある波じゃないと刺せないので、(膝、腿サイズだときついかな)言うはやすしで行うは難しく、失敗するとほぼ波に100%巻かれます。
でかい波で巻かれると洗濯機状態になり、「わしゃ洗濯物か!」と巻かれながら突っ込みたくなるので気をつけましょう。
☆カミングスーン!他にも裏技系、都市伝説あれば随時ご紹介していきます。